スバルサンバーのクーラント(ラジエター液)の交換とエア抜き作業

メンテナンス

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前回、タイミングベルトの交換ついでにウォーターポンプも交換して冷却水(LLC)も流れ出てしまったので、流れ出た分を補充しなければならないのですが、前回のLLC交換から時間が経過していたために全交換をすることにしました。






スバルサンバーの一番大きな特徴はエンジンがリアエンドに搭載されていることです。
リアエンジンリアドライブですので、リアに荷物を乗せていない軽い時にもエンジンの加重が掛かっているためにトラクションが良い利点があり、ドライバーからエンジンが遠いために比較的静かなのもサンバーが人気な理由のひとつです。
しかし、リアエンジンに対してラジエターはフロントの風の当りやすい場所に搭載されているために冷却水LLCの配管が長く、交換時のエア抜きがやりにくくて多少面倒であるというデメリットもあります。 
その手間の掛かることはディーラーの工賃にも反映されていて、以前近所のスバルディーラーでラジエター液LLCの交換料金を聞いたところ、16,000円も掛かるとのことでした。 
難しいといわれるサンバーのクーラントのエアー抜きですが、私は下記のやり方で数回やっていますが、失敗してエアーが抜けずにやり直したことは一度もありません。
サンバーのエア抜きは下記で説明しているようにやれば難しい部分は一切ありません。
でも面倒くさくて他の車より多少時間がかかるのは事実です。 
予算があって時間が無い方は素直にプロに任せることをお勧めします。
また、読んでみて自分で出来るか不安な方も同様にプロにお任せください。
読んだとおりにやってみて、トラブルがあっても私には一切責任は取れませんのでお願いしますね!
簡単な作業であっても、一度も車を整備したことが無い方ができるような内容ではありません。
エア抜きなどに失敗した場合、最悪オーバーヒートからエンジン終了となる可能性もあります。 
とはいっても、チャレンジしないと何も出来ませんから、不慣れな方は慣れた方と一緒に出来ればやってみてくださいね。
ラジエター液LLCの交換方法は前回と同じですので、今回は前回写真に撮れなかった部分を補足しました。
前回のLLC交換の記事はこちら↓
スバルサンバーのラジエター液(LLC)とエア抜き作業をしました。

サンバーの冷却水作業写真

冷却水(LLC)作業の流れは以下のような感じです。(※あくまでも私のやり方です)

  1. エンジン停止でヒーター温度調整レバーを1番熱い側にしてからラジエター下側の白いプラグを外して古いLLCを出す
  2. リアのウォーターポンプドレンを外してリア側からも古いLLCを抜く
  3. 古いLLCが抜けたらラジエターのプラグとウォーターポンプドレンを閉じる
  4. ラジエターにスピルフリーファンネルを装着
  5. 3箇所のエア抜きホースに延長ホースを付けて先を閉じる
  6. スピルフリーファンネルに水をいっぱいに入れる
  7. 助手席のエア抜きホースを開放して泡が出なくなったら閉じる(スピルフリーファンネルに水の補充をしながら)
  8. 運転席足元のエア抜きホースを開放して泡が出なくなったら閉じる(スピルフリーファンネルに水の補充をしながら)
  9. リアのエア抜きホースを開放して泡が出なくなったら閉じる(スピルフリーファンネルに水の補充をしながら)
  10. 3箇所を閉じながら1分アイドリングする
  11. 6から10を繰り返し3回行う
  12. スピルフリーファンネルを外してラジエターキャップを取り付けて電動ファンが回るまでアイドリングする。
  13. 完全に冷えるのを待ってから上記の全てをLLCに替えてやり直したら完了

私の場合は上記のようにLLCを交換しています。
古いLLCをなるべく多く抜くには

  • ラジエターキャップを外しておく
  • フロントのラジエター下側から抜く時にはリアをジャッキアップ
  • リアのウォーターポンプドレンから抜く時にはフロントをジャッキアップ

このようにすると良く抜くことができました。
なるべく古いLLCを残さないように注意してください。
ゆっくりやるのがコツかもしれません。

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スピルフリーファンネル取り付けの様子
by カエレバ

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助手席側の延長ホース取り付けとLLC回収バケツ
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運転席足元のヒーターコア近くのエア抜きにも延長ホース取り付け
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ホースの先を折り曲げてクランプなどで固定して先を閉じました。
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リアのエンジン上部の延長ホース
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アイドリング中には抜け切らなかったエアーがポコポコと出てくるので上の写真のようにホースを上向きにすると良いみたいです。

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誤差があるかもしれませんが約90℃で電動ファンが回りました。

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今回交換したパーツです。
  1. タイミングベルト
  2. ファンベルト
  3. テンションプーリー
  4. ウォーターポンプ
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ベルトの拡大ですが、目視では劣化なしでした
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スバル純正ファンベルトは日本製でした




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